急速充電

交流電源を使う普通充電と違って直流の電源を使用し、普通充電に比べて高出力かつ短時間で行う充電方式のことです。長距離走行によりバッテリー残量が少なくなった場合や業務で車両を頻繁に使用する場合などを想定した充電方法で、高速道路のサービスエリアや道の駅、自動車ディーラー、商業施設などに設置されています。

 

急速充電器には規格があり、日本ではCHAdeMO(チャデモ)と呼ばれる規格の充電器がほとんどです。国内で販売されている電気自動車(EV)は、国産はもちろん、輸入車もほぼすべてがチャデモ規格の急速充電に対応しており、テスラなど一部の例外を除いて急速充電=チャデモ規格と考えていいでしょう。

 

最大出力が20kW~50kWの充電器が多く、出力の大きさに比例して、同一時間で充電できる電力量は一般的に大きくなる傾向にあります。なお、近年はEVに搭載されるバッテリーが大容量化しており、それにともない高速道路のサービスエリアなどに90kW以上の高出力の急速充電器の設置が進められています。